第4栄養素となる成分 第21回「サポニン」

ゴボウを食べると、ちょっとした「苦味」を感じます。苦味があると「効きそう」という気分になります。高麗人参などは、この苦みが強烈です。

この苦みの成分が、「サポニン」です。漢方薬や生薬にはよく含まれており、去痰作用を期待されているようです。植物の根の苦みを感じたら、「あ、サポニンだ」と思ってください。

サポニンは、大量に摂ると毒性を発揮します。溶血作用があり、漠然としたしんどさやだるさを感じます。植物の苦みを利用した健康食品や漢方薬をとっている人で、「だるい」「しんどい」を感じる場合は、サポニンの副作用を疑ってください。

日頃の食事で摂取するような量では、何かしらの健康効果があるとされています。サプリメントにされている商品には、コレステロールを下げる、抗酸化作用がある、血糖値を下げる、免疫力を高める、などと謳われていますが、どうも根拠がはっきりしません。

おそらく本格的に研究している人がいないからだと思いますが、食直後の血糖値の上昇を抑制する作用はあるかもしれません。また、日光にさらされている植物由来ですから、仲間内で飲食会を行っている時に植物の苦みを感じた際、「この苦みの元って、サポニンというんだよね。血糖値を下げる作用くらいはあるそうだよ」と、物知り顔に語り合うくらいの役には立ちそうです。